被害届と告訴状の違い

被害届と告訴状は、似ているようで全く違います。

・捜査義務が確実に発生するかどうか
・犯罪加害者を裁くこと

この2点が決定的に異なります。つまり、被害届には上記の2点は含まれず、

告訴状は受理された以上は警察などに絶対の捜査義務が発生し、処罰を求める意思表明もできるということです。

被害届はほぼ無意味

まず被害届は結論から申しますと、警察が受け取ったとしてもそれで被害者が救われる可能性はとても低いというのが実情です。

当サイトでは詐欺を取り扱っていますが、詐欺事件というのは勿論犯罪行為なので、刑事罰の対象になります。

しかし、被害届は受け取ったとしても警察に捜査義務が発生することはありません。

つまり、被害届を受け取ったとしても警察が捜査してくれる保証はどこにもないという事です。

警察は慢性的な人的資源不足(人手が足りない)の状態でして、それこそ個人レベルでの被害届を受理したとしても、全ての被害を捜査することは、到底不可能です。

首都圏などであれば、それこそ数十どころか100を超える被害届を1日に受理するそうです。

しかし、そうした被害届を受理しても、対応できる警察の人数には当然ながら限界があります。

全ての犯罪被害に対して対応し、事情聴取や捜査などを徹底することなど不可能だというのが現実なのです。

だからこそ、犯罪被害を受けたとしても

・刑事事件化が可能な刑法上の犯罪であること

この条件を満たしていないと、まず対応はされないと考えて下さい。

それこそ、

「はい、事情は分かりました。こちらでも色々と調べてみますので、気を付けてお帰り下さいね~」

このように言われて終わりだというのが殆どです。

また、被害届はあくまでも犯罪被害を受けたという事実を被害者が申告するだけです。

それなので、加害者を処罰して下さいという意思表示は行われないことも大問題だと言えます。

完全に正反対の告訴状

そこで、最初の部分で少しご説明した告訴状が希望になるのです。

告訴状は被害届と異なり、警察などが受理した場合は完全に捜査義務が発生し、犯罪事実の調査などが行われます。

また、告訴状の目的は犯罪被害を受けたという申告のみならず、加害者を刑法において処罰断罪して下さいという追訴の意思表明を行うことを目的としています。

つまり、受理されさえすれば相当な高確率で逮捕~刑事裁判まで追い込める可能性があるということです。

この点は被害届などとは比較にならないほどの大きな利点であると言えます。

だからこそ被害者が詐欺師を追い詰めるためには絶対的にこちらの告訴状を使わないと、詐欺師に手錠をかけて処罰させるということはほぼ出来ないということです。

ただし、告訴状にも難点が

ただし、それならば告訴状をドカドカ出しまくってしまえばすべての犯罪被害者が救われるかというと、その保証は残念ながらありません。

というのも、告訴状は前述のとおり受理されたときは、警察などは捜査を行う義務を負います。

しかし、逆に言うと犯罪行為が確実に立証できそうなものでないと、警察側も受理しないということです。

特に詐欺事件などは詐欺行為に該当したとしても、相手に詐欺の意思が最初から明らかに存在したということを証明しないと、刑法における詐欺を成立させるのは容易ではありません。

告訴状を受理した警察が万が一間違って無実の人間を逮捕~拘留し、検察を通じて起訴し有罪判決を与えてしてしまえば、それこそ社会的な大問題につながりかねません。

だからこそ、警察も積極的にはこの告訴状を受理しようとしないのが現実です。

それでも泣き寝入りはしないで下さい

しかし、だからといって何もしなければ詐欺師はのうのうと同じ犯罪行為を繰り返すものです。

インフォ○○などの情報商材ASPを利用して、下らない詐欺商材などを平然と繰り返し販売~アフィリエイトなどをしている連中がいますよね?

そうした詐欺師が無数に湧いてくるのも、処罰されないことが最大の要因です。

だからこそ、泣き寝入りだけは絶対にしないで下さい。

宝くじも買わなければ当たることは無いのと同じく、告訴状も提出しなければ始まりません(だから宝くじを買えと言うわけではありません、あしからず)。

被害者が何もしなければ、いつまでたっても犯罪加害者がのうのうとバカ笑いして優雅に生活し続けるだけです。

告訴状が受理されればすくなくとも捜査は確実に行われますし、逮捕~刑事裁判に移行できる望みもあるのですから、積極的に選択肢として含めて下さい。

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