YoutubeやフェイスブックなどのSNSでも、情報商材や副業詐欺の広告は存在します。
こうしたSNSなどのサイトも、実は全く安全ではありません。ゴミのような詐欺商品を売り込もうと、詐欺師は躍起になっています。
正しく現実を知って、詐欺被害にあわないように注意してください。
Youtubeの実例

上記は、Youtubeに2020年に流されていた広告です。
世界的に有名な動画投稿サイトのSNSです。驚きでしょう?
こうした有名なサイトでも、詐欺広告は存在します。
「ワンクリックで利益確定!?」
「1000円が1年後に2000万円になる」
・・・などと書かれていました。
実際は、投資で稼ぐ方法を宣伝紹介していたのですが、この手のものは、
情報商材屋が、メールアドレス(見込み客)を集めるために、広告を出しています。
事実、広告をクリックすると、セールスレターに飛ばされましたからね。
このように、情報商材屋は、Youtubeなどに、動画広告を出しているのです。
ただし、実績や証拠画像などは、ねつ造ができます。
はい、いくらでもできてしまいます。
消費者庁も、情報商材の詐欺を認めている
引用元⇒https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_191107_1.pdf
上記画像は、消費者庁のものです。
悪質な情報商材の販売者は、ホームページで、公開されています。
ちなみにですが、成功者の声がウソだということも、明らかになっています。
「フェイク ネット広告の闇」という、テレビ番組が、2019年に報道されました。
ここで登場していた詐欺師(K)の情報商材には、成功者の声があったのです。
しかし、消費者庁が入念な調査を行った結果、これは全部、ウソだということが判明しています。

画像引用元⇒フェイク ネット広告の闇
はい、これが証拠です。間違いありません。
また、恐ろしいところは、この詐欺師の広告は、SNSなどの広告に出ていたということです。
無知な人がこうした広告を信じて、詐欺商品を購入してしまうことも、現実には多々あります。
ヤフーは、広告を全面的に禁止

引用元⇒https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/672679.html
こうしたSNSなどでの詐欺広告が増えたのはなぜでしょうか。
実は、原因の1つに、ヤフーの広告規制があります。ヤフー(Yahoo)は、少し前まで、PPC広告というものを許可していたのです。
PPC広告とは、有料でヤフーの検索エンジンに広告を出せるという、システムのことです。
検索エンジンで、調べ物をすると、見たことがあると思います。
画面の上、右などに出る広告のことです。これが、ヤフーのPPC広告というものです。
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しかし、2019年の6月3日に、ヤフーはこのPPC広告を、殆どの分野で禁止してしまったのです。
なぜでしょうか?
理由は簡単です。ヤフーのPPC広告を悪用する詐欺師たちが、多すぎたからです。
ヤフーのPPCは、10年以上前から存在しました。そして、情報商材詐欺師たちも、このヤフー広告を利用していたのです。
私は10年前から、情報商材詐欺のPPC広告を見たことがあります。
「即金○○!!」
「え?●動画で稼ぐ?簡単にすぐに、稼ぐ方法」
「空前絶後の錬金術を公開します」
・・・このような、本当にばかげた誇大広告が、大量にヤフーPPC広告にも、出ていた時期があったのです。
また、近年では仮想通貨などの詐欺商材も増えていますが、PPC広告に出されていたこともありました。
それなので、ヤフー側も深刻に考えたということです。
消費者の利益を考えるならば、この手の商用広告(アフィリエイト含む)を、認めないことが最良だと判断したということですね。
結果として、現在はヤフーが情報商材などを完全に規制しています。
これは正しいことだったと思います。
しかし、誠実に価値のあるものをネット広告で販売していた事業者は、トバッチリでした。
悪質な詐欺商材屋などの誇大広告が原因で、PPCが使えなくなってしまったのですからね。
そして、結果として、ヤフーで詐欺広告が使えなくなってしまった詐欺師たちは、どうなったのでしょうか?
・・・はい。正解です。
詐欺師は、YoutubeなどのSNSの広告に着目したのです。
ヤフーで広告は出せなくなったので、LINEやユーチューブなどの広告を、悪用し始めたのです。

ビジネス系のYoutube動画などを見ていると、詐欺商材の宣伝のような動画が流れてくるのは、こうした背景があります。
ヤフー側が広告を規制した為に、今度はこうした大手のSNSなどで、誇大広告や虚偽広告が大量発生したということです。
騙されないために
騙されないためにも、注意点はいくつかあります。
何度も繰り返すようですが、以下のポイントを見て下さい。
・「簡単」「誰でも」「楽に」「すぐに」という言葉が、ある
・出演者が悪評だらけ
・情報を販売しようとしてくる
・登録すると、スパムメールなどを大量に送信してくる
・「お金を稼ぐ方法を教えます」と言っている
・「特定商取引法に基づく表記」が無い
およそ、これらが代表的な詐欺広告の特徴です。
とにかく、連中は簡単にお金を稼ぎたいのです。そのためには、無知な人をだますのが、手っ取り早いのです。
騙されないためには、この手の広告を信じないことが一番です。
広告を信じても、結局最後は騙されて裏切られるだけだと思います。
信じてお金を振り込まなければ、損失もありません。また、大量の迷惑メールが送信されることも無いですからね。
有名なサイトの広告だからと言って、安易安直に信じないことです。
詐欺師たちは、こうした有名なSNSで無知な人からお金を巻き上げようと、躍起になっているのですから。
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