利潤率低下の法則を理解し、うまい話は有り得ないことを理解する

利潤率低下の法則というものが経済学には存在します。

これは簡単にご説明すると、どんなに最初は儲かるようなビジネスであっても参入する人間たちが増え続ければ、それに見合って参入している各人1人当たりの利益は必然的に低下するという法則です。

情報商材の詐欺に限らず、この世のあらゆるビジネスにはうまい儲け話などというものは存在しないことがよくわかります。

最初に開始した人も、後からどんどん利益が減る

ここで1つ過去の事例を挙げてみたいと思います。

ポップコーンの家庭用レンタルビジネスというものが、私の知る限り存在しました。

これはお祭りの屋台などに設置してあるポップコーンを作る機械を、個人が家庭でも使えるように有料で一定期間お金を出した人に貸し出すというビジネスでした。

これを1ヶ月から2ヶ月で大体5万円~10万円くらいで貸し出すというものです。結論から先に申しますと、最初に実行した業者さんは大儲けしていたのです。

それこそ年収で4000万円や5000万円を荒稼ぎしていたと思います。

ホームページなどを作成し、インターネットから全国規模で集客をしていたのでこれだけの利益が出ました。

しかしその後どうなったかというと、年収5000万円などという金額は少しも稼げなくなってしまったのです。なぜでしょうか?

儲かると聞いた人たちがどんどんポップコーンのレンタルビジネスに参入したので、圧倒的に1人当たりの利益が減少してしまったのです。

はい、これこそが利潤率低下の法則によるものです。

つまり、5000万円という利益を数人や数十人などで取り合うという構図になってしまったので、あっという間に1人だけで年収数千万円を稼ぐことはできなくなってしまったのです。

単純なお話で、参入者がもし10人になったとするならば、利益は10分の1に低下します。

つまり、5000万円という利益の総和を10等分するので1人500万円程度しか稼げなくなったということです。

実際にはもっと参入者は増えていたので、殆ど利益は出なくなったというのが実情です。

このように、経済学的に見るならば規制や独占などをかけない限り、自由競争における全てのビジネスでは1人当たりの利益というものはやがて旨味の無い状態に落ち着くのです。

簡単楽して稼げるノウハウなど存在しません

ここまで読んで頂ければ分かると思いますが、このように参入者が増えれば増えるほど1人当たりの利益率はどんどん低下し、やがては儲からなくなっていくというのが実態です。

それでは、こうした情報商材詐欺で考えてみるとどうでしょうか。

「貴方を楽して稼がせるノウハウを教えます!」

「成功率100%のアフィリエイトノウハウ登場」

「せどりで簡単に楽々月収50万円を稼ぐ方法」

「すぐに100万円を稼ぎだす即金マニュアル!」

こんな売り文句で情報商材は売られていることが多々あります。

しかし、前述の利潤率低下の法則に当てはめて考えてみればすぐに有り得ないと気付くはずです。

なぜならばそんな稼げるノウハウなどが本当にあるならば、最初に見つけた人が一人で黙々と実行して誰にも教えたりしないからです。

インターネットで不特定多数の人間に2万円や3万円程度の金額で、貴方ならば毎月数十万円~数百万円を稼ぎだせる方法を情報商材などとして売りますか?

間違っても絶対に売らないはずです。そんなことをすればあっという間に参入者だらけになり、自分の利益自体が無くなってしまいかねないからです。

それにも関わらず、稼げるツールや成功ノウハウなどを売りさばいているということは、販売者だけが儲かればいいという理由で情報商材を売りつけているだけだという可能性が極めて高いと言えます。

副業も大変で、楽して儲けることなどできません

そもそもとして、今や正当な副業とされるせどりやアフィリエイトなどはもう競合だらけで個人が参入しても稼げないことが殆どです。

冷静に考えてみてください。

そうした副業はなぜ注目されたかといえば、以下の条件を満たしているからです。

  • 個人が簡単に参入できる
  • 開業資金が殆どかからない
  • インターネット環境があれば片手間で作業可能
  • 最終的にほったらかしでも月収100万円以上稼げる可能性がある

つまり、リスクが無いにも関わらず、得られる見返り(リターン)が極めて大きいということで10年以上前から注目されたのがこれらのインターネットを使用したビジネスです。

しかし、誰でも参入出来て簡単にお金が稼げるならば実行しない人などまずいません。だからこそ、今日ではアフィリエイトやせどりを行う人というのは無数に存在します。

しかし、アフィリエイトは1か月で5000円も稼げない人が参入者の95%は存在するという信頼できるデータも存在します。

引用元日本アフィリエイト協議会(JAO) 
2017年のアフィリエイト収入の調査結果

簡単なことで、本当に儲かるならば大手の企業なども参入しないはずがありません。

 個人では太刀打ちできないような大金や人的資源を持った組織も、アフィリエイトには参入しています。

そうした存在を出し抜いてほったらかしでアフィリエイトで大金を得るというのは現在では至難の業と言えるでしょう。

ちなみに私もかつて物販やアドセンスの正当なアフィリエイトで稼ぐために1日3時間~7時間くらい作業して5ヶ月くらい続けてようやく完成させたサイトのアフィリ報酬が1か月3000円程度でした。

これでもまだ良い結果だったかもしれません。稼げない人はそれこそ1年頑張って作業をしても月収100円どころか0円ということも珍しいことではありませんからね。

おなじくせどりもそうです。

現在では情報商材や一般書籍などでせどりで稼ぐ方法を大量に公開してしまったので、参入者だらけです。

また、本やDVD、ゲームソフトなどを仕入れるための大手古本チェーン店なども対策をしています。

せどらー(せどりの実行者)が転売差益など出せないような価格で大手の業者などがAmazonやヤフーオークションなどを使ってどんどん商品を出品しているのです。

そうした状態で楽して簡単に稼ぐことなどほぼ不可能であることは、おそらくどなたでも簡単に理解できると思います。

私もかつてせどり経験があるので言えますが、実際は楽して簡単に儲けることなどできず、本当に大変でしたよ。

内職という言葉がまさに当てはまるようなものでしたが、儲かる商品をリサーチ(探し出す作業)して仕入れて商品登録など、それこそ慣れないと数時間はかかってしまうこともありました。

勿論、今でも稼いでいる方はいらっしゃるのでしょうが、少なくとも個人が今から参入して誰でも簡単に楽に稼げる時代ではないことは断言できます。

稼げるようになるためにはそれこそ6ヶ月どころか1年などの長期間専門的な学習をして稼ぐための仕組みを作らなければ、利益はまず出せないのが実情です。

騙されないためにも、うまい話を絶ち切りましょう

ここまで書いてきましたが、このように利益率は参入者の数に比例する形でどんどん目減りしてしまうというのが法則として存在する以上、うまい話など絶対に有り得ません。

同業者のいない商売というものは資本主義経済においては基本的にほぼ存在しないので、至極当然ではあります。

ですが、これらを踏まえて情報商材への認識を今一度改めて頂ければ、被害にあって騙されてしまう確率は圧倒的に減少するはずです。

今回お伝えした内容を忘れることなく、情報商材に対する認識を改めて頂ければ幸いです。

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